書き物

のぶニャがの野望をやってます。なので、更新遅れるかもです。

食事会70「各々の部屋」

作戦と言っても大したアイデアは出なかった

 

全員で同時に脱出するか
一人ずつ脱出するか
一つの扉から入るか
複数の扉から入るか

 

出てきたのはこの四つしかなかった

 

どれを選ぶかを悩むまでもなく
一つの扉から全員で脱出することになった
どう考えても危険度が減るからだった

 

とりあえずすでに開ききってしまっている
自分の部屋から脱出をすることに決まった

 

部屋に到着し中に入るも何も変更はされていなかった
運営は脱出することも容認している様子だった

 

一つの部屋に全員で入るのは無理があったので
部屋の中から順番に並んで入ることにした

 

脱出口の壁を開き中に入ると
そこは狭い小部屋になっており
扉も何もなかった

 

まさかただの押入れを見つけただけで喜んだのか?
というかただの押入れを隠すのか?
そんなはずはないだろうと思い
壁を押してみたところ
中央を軸にして回転した
ちょうど回転扉のようだった

 

回転扉の向こう側もまた小部屋になっていた
一人ずつしか入れなくなっているらしい
右手にくぼみがあり光に照らされたipodのような機械があった
正面の壁にはそのipodを入れるくぼみらしき物があった

 

そこで1番から声がかかった
「こちらからはそちらの状況がわからないのだが入っても大丈夫そうなのか?」
「一人ずつしか入れないみたいです。
また鍵のような物があるのでこの先全員が入るのは無理そうです。
今戻るので待っていてください。」

 

そういってipodのような物をもって回転扉を戻った

 

「どうやらこのipodのような物が鍵のようです。
回転扉をくぐった先に
このipodのような物をいれる窪みがありました。」

 

「そうすると各々の部屋から脱出するしかなさそうだな。」
1番が言う

 

「脱出口を開ける方法はどうしたらしいいの?」

 

「デジタルボードを強く押すと今開いている場所が開いて
脱出口に入れるようになります。
ためしに他の人の部屋で見本を見せますね」
5番に質問されたので返答をした

 

特にこれと言った理由もなくどの部屋でも同じなので
5番の部屋に移動して脱出口を開いてみせた

 

他の参加者も納得したらしく各々の部屋に戻っていった
さてこれから脱出劇の始まりになりそうだ