書き物

のぶニャがの野望をやってます。なので、更新遅れるかもです。

食事会68「内緒話」

1番と5番と7番を探しに食堂に向かう

 

食堂についたがカカリがいるだけで誰も居なかった

 

誰かに話を聞かれる可能性を考えれば
個室で話をした方が秘密を守れるので好都合かもしれない

 

食堂からもっとも近い1番の部屋を訪れる事にした

 

ノックをすると1番が不機嫌そうな顔を出した

 

「内密な話があるのですが、部屋にいれてもらうか、
自分の部屋にきてもらえませんか?」

「ふむ、それなら私の部屋がここなのだから、
部屋に入ったらいい」

 

そう言って扉を解放した。

 

1番の部屋に入ってすぐに会話を始めた。

 

「実は脱出口らしきものを発見したんです。」

「脱出口?そんな物が存在するのか?」

「中に入っていないので詳細は確認していませんが、
隠し扉になっていました。
おそらくこの部屋にもあると思うので試してみていいですか?」

「それは構わないが大丈夫なのか?」

「わかりませんが試してみます」

 

そう言って1番の部屋のモニターを押す

すると予想通りに脱出口がずずっと音をたてて現れた。

 

「おそらくこれが脱出口です。
これが本当に脱出口かわからないのですが、
一人で入る勇気もないです。
ですが、誰に告知するべきかも悩んでいるので、
とりあえず1番に相談に来たんです。」

「ふむ、他にこの事実を知っているものはいるのか?」

「おそらくいないと思います。
同盟の人達は脱出口を探して遊技場を荒らしていたので、
自室まで注意が行っていないと思います。
5番と7番は脱出口自体を探していないと思います。」

「ふむ、なるほど
私なら全員に告知をするかな。
理由としては、この先何が待ち受けているかわからない。
ここの運営のスタイルからまともに脱出出来るとは思えない。
故に自分を含めて手ごまは少しでも多い方がいいと判断する。」

「なるほど。
では次の食事の時にでも全員に告知する事にします。」

「そうだな、それが一番効率的だろう。」

 

お礼を告げて自室に戻り食事の注文を済ませた。
今回もカロリーメイトで良いだろう。
脱出口が見つかった以上ほかの事で悩みたくはない気分だった。