書き物

のぶニャがの野望をやってます。なので、更新遅れるかもです。

2013-01-01から1年間の記事一覧

食事会49「実験」

とはいえ、これ以上に正確な注文をどうするか? 毒が混入される可能性がある以上は、見知った物を注文するのが妥当だろう。 もしくは缶詰やパックのような、毒の混入がされづらい物にするか。 このどちらかになる思われるが、さて、どちらを選ぶべきだろう。…

食事会48「ボーダーライン」

私室に戻り今後の対策を考える事にした。 食事に毒が混入されるのは正直困る。かと言って、食事をしない訳にもいかない。最低でも一日に一度の食事が必要になる。 一度だけでは空腹になってしまうが、毒を食べるよりはマシだろう。 いや、待てよ。先程の昼食…

食事会47「キノコ」

昼食の時間になりカカリが配膳をしてきた。出された物はカラフルなキノコで、しかも生だった。如何にも毒です。そう主張しているキノコが全員に配られた。 「…これは、どう見ても毒ですよね?」8番の質問に対して、全員が同意する。 「それにしても、こうあ…

食事会46「誰も注文していない昼食」

11時を過ぎた頃にふと思いついた。「どうせならもう1時間待ちませんか?」 「それはどういった理由で?」5番が話に乗ってくる。 「今回、朝食を食べられずに、昼食前に食事をしようって、なりましたよね?」 「えぇその通りね」 「そして昼食の注文締切…

食事会45「1時間」

昼食の注文締切時間まで、食事が終わらなかったのは、自分だけだったが、誰も席を立とうとしなかった。 また1番が空気を読まずに、「即効性の毒は含まれていなかったようだが、遅行性の毒は含まれている可能性はある。しばらく全員様子見で、食堂にいた方が…

食事会44「4月4日 ブランチ」

しばらくすると、食事が配膳されて来た。 皆毒が入っているかどうか躊躇っている中、1番だけが意にも介さず食事を取っていた。 食事のメニューを見てみると、 1番はトースト、マーガリン、コンソメスープ、ハムエッグ 3番はハンバーガー、魚?のフライと…

食事会43「疑惑」

食堂に戻ると全員揃っていた。9番の死体は既に片づけられていた。 自分を待っていたかのように、8番が話を始める。「僕は1番を殺人者だと思っています。」 「私も1番はやってもおかしくないと思うわ。」と5番も賛同する。 「完全に否定する。」と1番が…

食事会42「ジャンクフード」

私室に戻ったものの、何を注文すれば良いのか思いつかない。蕎麦に飽きたから、サンドイッチという選択だったんだが、上手くいかなかった。 …違うな。上手く行ったからダメだったのか。 普段ならこういう時は、ジャンクフードを食べるに限るが、どうせ注文し…

食事会41「時間」

「僕が思うに快楽殺人者を、殺害すれば良いと思うんですが、どう思いますか?」 「いや、それは止めた方が良いよ。殺人者になりたくないだろうし、何より快楽殺人者が、どの部屋の何番か分からないから、報復する事は出来ないよ。逆に今恐れるのは報復行為だ…

食事会40「最初の殺人」

「一体何があったんでしょうか?」誰にでも無く問いかける。 「私が見た感じでは、薬物中毒に見えた。恐らくは毒だろう。」1番が答える。 「山菜のように見えたから、トリカブトか何かかしら?4番が毒を仕込んだの?」 「いえいえ、そんな事していませんよ…

食事会39「サラダ」

食事が来たが、今一つ食欲がわかない。先程の10番が原因だろう。とりあえずカフェオレだけを飲む。 「どうした?食事が進んでいないようだが、考え事でもしているのか?」1番が声を掛けてくる 「えぇ先程の10番だけ、死亡で無いのが気になっているんで…

食事会38「慣れ」

最悪な目覚めだった。10番が殺されず拉致された。ルールに関しては本当に容赦が無い。 しかし、何故10番は殺害ではなく、拉致になったのだろうか?違反したルールに応じて、対応が変更されるのだろうか?だとするならば、13番も拉致されたのだろうか?…

食事会37「10番」

早朝、爆発音で目が覚めた。慌てて廊下に出ると、10番の部屋の前に、カカリが居た。 ルール警告 10番 浅野 水月 ルール 違反 ニ ヨリ 失格 その直後にドアに向かって、ゴム弾が発射され、再び爆発音が鳴り響く。 他の部屋からも続々と参加者が出てくる。…

食事会36「不可解」

食事を終えると同盟の相談が始まった。同盟のみを残して、皆食堂を出た。 自分は遊技場に向かったが、他の人は私室に戻ったようだ。小説を一冊手に取り私室に戻る。 だが、小説を読む気にはなれなかった。13番の死亡が異常すぎるからだ。 そもそも、どのよ…

食事会35「4月3日 夕食」

夕食の時間になり、食堂に向かう。10番以外の全員が既に着席しており、不安そうな表情が多い。 自分が着席すると配膳が行われた。予想通り油揚げは来なかった。 食事の配膳が終わると、5番が口を開いた。 「この中で13番が何故死亡したか、知っている人…

食事会34「警戒」

食堂に着いたが、中にはカカリしかいなかった。念の為に確認してみた。 「カカリ質問、13番の死亡は本当?」 ルール13番 遠藤 仁志 死亡 ニ ヨリ 失格 やはり事実のようだ。カカリから情報を得られない以上、食堂に居ても意味がない。 遊技場に急ぎ向か…

食事会33「4月3日 夕刻」

空腹感から目が覚めた。昨晩から何も食べていないのだから、無理もない話だ。デジタルボードを確認すると、16時を過ぎたばかりだった。 ルールに一日に一度は食事をする、とある以上、朝食の様なヘマは出来ない。いつものように蕎麦を注文する事にした。だ…

食事会32「4月3日 朝」

誰かに身体を揺さぶられて目が覚める。知らぬ間に眠ってしまったらしい。後ろを見ると13番がいた。どうやら彼が起こしてくれたらしい。礼を告げて辺りを見渡すと、既に点灯していた。 朝食の注文の時間の為に、全員を起こして回っているらしい。自分も起こ…

食事会31「4/3朝食の注文予定」

「11番ね、私は朝食をクロワッサンとカフェオレにするわ。13番と被っちゃうけど、良いかしら?」 「13番、オッズが下がるかも知れないけど、僕も同じメニューになって良いならOKだよ」 「11番、それ位なら仕方ないわよ。注文出来ないよりは大分マシ…

食事会30「同盟」

「8番です。そろそろ借金組の話をしましょう。借金組と言っても、借金は自分だけなので、利益分配なしで、注文の相談だけにしましょう。」 「3番だが、何故だい?」 「8番です。皆さんは少額ながらプラスです。ですから最低オッズで賭ける事が出来ます。…

食事会29「ファンファーレ」

「1番。全員落ち着け。事態が解明しただけで、状況は変化していない。それよりも別件で解明したい事がある。全員協力してほしい。」 即座に対応出来たのは、13番だけだった。 「13番だけど、何?」 「1番オッズの疑問だ。どういう基準で決定されている…

食事会28「モルモット」

「再び5番ね。殺されるとはどういう事?説明しなさい13番。」 「13番ね。その前に僕も聞きたい事があるんだわ。借金組で現在この部屋にいるのは8番だけなのに、何で共闘の時に複数の声が上がったの?誰がどんな目的で共闘しようとしてるの?」 「3番…

食事会27「視点」

「8番ですが、質問して良いですか?何で13番達はそんなに詳しいんですか?2回目の参加だったりするんですか?」 「詳しい?初めてだけど?あ、ごめん13番ね」 「5番ね。私も初めてだわ。」 「7番だけど、僕も初めてだよ。」 「4番です。自分も初め…

食事会26「共闘」

暗闇の中、食器のなる音が響く。そんな中、誰かが声を上げた。 「皆さん共闘しませんか?」 「共闘?」 「はい、全員で別メニューを頼んで利益を分配するんです。そうすれば、全員の生存確率が上がると思うんです。」 賛同の声が多数上がる。 「その前に、ま…

食事会25「6番」

「もうやだ!!私帰る!ここから出してよ!!」 10番が叫ぶ。 ルール 途中棄権 ハ 許サレマセン 「こんなのやってらんないわよ!!」 テーブルを大きく叩いた後、 10番は食堂から出て行った。 釣られる様に6番も食堂を出て行った。 女性には耐え難い物がある…

食事会24「2番」

「殺されると思った。」 13番がポツリと呟いた。 「自分もですよ。」 そしてまた2人で放心する。 しばらくしてから、 13番がまた呟く、 「食欲無いけど、 食べなきゃいけないんだよなぁ。」 「食べる為に食堂に行かないといけないんですけど、 立てますか?…

食事会23「無機物」

叫び声で意識を取り戻した。 とりあえずカカリを追う。 そう思った。 食堂を見渡すと、既にカカリの姿はない。 13番も同じ考えだったらしく、 食堂の扉を出たのは同時だった。 カカリの足は意外に早く、 視界に入った時には、 既に階段を西方面に曲がる所だ…

食事会22「12番」

食堂に着くと既に大勢の参加者が集まっていた。 時間丁度にカカリが食事を配膳してきた。 ほぼ全員がアルコールを注文しており、 ビールはジョッキでの注文が多かった。 注文はそれぞれ、 1番、刺身、レバ刺し、馬刺し、それぞれのタレと日本酒一升 2番、カ…

食事会21「4/2夕食の注文」

夕食の注文は、まだかけ蕎麦で良いと思う。 恐らくカツ丼組は注文を変更しないだろうし、 変更しようにも注文方法が解らないだろう。 気付いている組は、好きな注文をするだろう。 ここでかけ蕎麦を頼んでもオッズが下がる、 心配はなさそうだ。 他にはえび…

食事会20「カツ丼」

遊技場に向かうと大勢の参加者で賑っていた。 シアタールームを覗くと12番がホラー映画を見ていた。 ホラーは苦手なので、 そそくさと出ると女性が声をかけてきた。 「大丈夫?顔真っ青だけど・・・」 「あ、はい、ホラーが苦手なもので・・・」 「ホラー苦手なん…