書き物

のぶニャがの野望をやってます。なので、更新遅れるかもです。

食事会33「4月3日 夕刻」

空腹感から目が覚めた。
昨晩から何も食べていないのだから、
無理もない話だ。
デジタルボードを確認すると、
16時を過ぎたばかりだった。


ルールに一日に一度は食事をする、
とある以上、朝食の様なヘマは出来ない。
いつものように蕎麦を注文する事にした。
だがオッズが下がって来ている以上は、
通常の配合ではマイナスになる可能性が高い。
十割、2:8、3:7は避けた方が無難だろう。
1:9の割合にする事にした。
今回はキツネ蕎麦辺りを食べたい所だが、
生憎、味の染み込んだ油揚げの注文の仕方がわからない。
もしかしたら、そのまま入力すれば良いんだろうか?
試しに10万円賭けてみる事にした。
念の為、海老の天ぷら2尾も追加で注文して、
蕎麦も2杯注文する事にした。


そこで枕元の着替えに気付き、
ついでに風呂に入るつもりになり、
後ろを向いた。
目の前のデジタルボードには、
到底信じられない文章が映っていた。


ルール
13番 遠藤 仁志 死亡 ニ ヨリ 失格


何が起きたのか見当も付かない。
最も生き残る可能性が高いと思っていた、
1,13の一方が死亡した。
頭がパニックになる。


混乱を収める為に深呼吸したが無駄だった。
取り敢えず状況の確認の為に、
食堂に向かう事にした。