食事会32「4月3日 朝」
誰かに身体を揺さぶられて目が覚める。
知らぬ間に眠ってしまったらしい。
後ろを見ると13番がいた。
どうやら彼が起こしてくれたらしい。
礼を告げて辺りを見渡すと、
既に点灯していた。
朝食の注文の時間の為に、
全員を起こして回っているらしい。
自分も起こす側に加わった。
全員が起きた時点で、
それぞれの私室に向かった。
朝食の注文は既に決まっているので、
さっさと入力を済ませて、
それぞれ10万ずつ賭ける事にした。
一人で私室にいると寝てしまいそうなので、
再び食堂に戻ると、
ぞろぞろと寝ぼけまなこな参加者が入ってきた。
頭がぼんやりしている中、
ひたすら眠さに耐えていると配膳が始まった。
しかしながら自分の席には何も来なかった。
おかしいな、ちゃんと注文したんだけどな?
「カカリ質問。料理来ないのは何で?」
ルール
注文 ハ 正確 ニ シテ クダサイ
やられた!忘れていた!
とはいえ頭が全く動かない。
何が悪いのかもわからない。
とりあえず眠ろう。
お休みの挨拶を交わして、私室に戻った。
先ほどは気付かなかったが、
ベッドの上に着替えが置いてあったが、
着替える気力もないので、
枕元に置いておく事にした。
ベッドはふかふかで暖かく、
あっという間に意識が遠のいていった。