書き物

のぶニャがの野望をやってます。なので、更新遅れるかもです。

食事会39「サラダ」

食事が来たが、今一つ食欲がわかない。
先程の10番が原因だろう。
とりあえずカフェオレだけを飲む。


「どうした?
食事が進んでいないようだが、
考え事でもしているのか?」
1番が声を掛けてくる


「えぇ先程の10番だけ、
死亡で無いのが気になっているんですよ。」


「いくつかの仮定が考えられるな。
1.借金状態でルール違反になった。
2.暴力的でないから拉致された。
3.本人が自ら食事をする可能性が無くなった。
若しくは、この3つの複合要因だな。」


「ですが、食事のルールは、
一日に一度も食事をしない場合に、
罰金1000万円ですよね?
その辺りはどう考えますか?」


「恐らく、この部屋にいる事に対して、失格なんだろう。
より強制的に食事をさせる場所に拉致したんだろう。」


「なるほど、それなら筋が通りますね。」


「話し中すいません。
4番サラダ食べないならもらえませんか?」
9番が話しかけてくる。

見ると9番もサンドイッチを頼んでいた。。」


それにしてもサラダなんか注文していないんだが?
サンドイッチの乗ってるプレートを見ると、
確かに山菜?のサラダが乗っていた。


「えぇ別に注文した物じゃないから良いですよ。」
プレート毎9番に渡す。


「これちょっとピリッとして、自分気に入ったんですよ。
ありがとうございます。」


「話を戻しましょうか、
10番は分かりました。
2番の死因は何ですか?」


「あれは自業自得だから気にしないで良い。
カカリの入ってくる扉に、勝手に入って殺されたのさ。」


「なるほど。6番はどう見ますか?」


「恐らく2回目の注意の後に、
警告までに部屋に戻れなかったんだろう。」


「私もそれに同意するわ」
5番が同調する。


「謎なのは13番なのよね。
どうしても死亡したと思えないのよね。」


「私もそれには同意見だ。
だが拉致も無いと思われる。」


「自分もそう思います。
13番の時は爆発音がありませんでしたから、
恐らく生存していると思います。」


「だけど、この部屋にはいない。
13番はどんなトリックを使ったのかしらね。」


その時だった。
9番が苦し気に呼吸をし始めた。
顔がみるみる赤くなっていく。
そして、いきなり吐き始めた。


「何かやばい、皆離れろ!」
1番に習い、9番を除いて全員がテーブルから離れた。


その間にも9番は胸を押さえ、
呼吸を苦し気に行っていたが、
どんどん顔が青ざめて行った。

その後も苦し気に、
テーブルクロスを握りしめたが、
いずれ呼吸をしなくなった。


ルール
9番 桜井 一 死亡 ニ ヨリ 失格


カカリが静かに告げた。