食事会41「時間」
「僕が思うに快楽殺人者を、
殺害すれば良いと思うんですが、
どう思いますか?」
「いや、それは止めた方が良いよ。
殺人者になりたくないだろうし、
何より快楽殺人者が、
どの部屋の何番か分からないから、
報復する事は出来ないよ。
逆に今恐れるのは報復行為だろうね。
快楽殺人者と報復者と、
危険が単純に2倍以上に跳ね上がるだろうからね。」
8番の物騒な発言を7番が諌める。
「じゃぁやっぱり何等かの防衛が必要ですね。
でもどうすれば良いのか見当もつかないですね。」
8番が嘆く
「そもそもどうやって毒を混入させたか分かれば、
回避出来るんじゃないか?」
「どうやってか…
私が思うに、
まずメニューの限定と
時間帯の指定だろう。
全ての時間のサンドイッチを狙うのは無理だろう。
つまり、相手の思惑を外せば安全だとおもわれる。」
「じゃぁ時間をずらせば良いのか?」
「いや、断定は出来ない。
註文の締め切りがあるだけで、
食事をする時間を決めない注文も出来るだろう。
そこで、カカリに質問だ。
註文した物を食べるタイムリミットは何時までだ?」
ルール
次 ノ 食事 ノ 注文 締切 マデ デス
「カカリ再度質問だ。
この部屋で表示されているデジタルボードの文言は、
他の部屋でも表示されるのか?」
ルール
各部屋 ノ デジタルボード ニハ
各部屋 ノ ルール シカ 表示 サレ マセン
「だとするならば、
今の時間から注文すれば、
朝食と昼食の間に食事が出来るから、
比較的安全だろう。
サンドイッチ以外を注文して、
昼食前に食事をすれば、
恐らく大丈夫だろう。」
1番と3番の会話が終わり、
各々私室に戻り注文する事になった。