書き物

のぶニャがの野望をやってます。なので、更新遅れるかもです。

食事会50「自己紹介」


食事までの時間に余裕があったので、遊技場に行ってみることにした。

遊技場では5番と8番がいた。

一瞬躊躇ったが会話をするチャンスだと思い、
挨拶しながら二人に近づいて行った。

「こんにちは」

「やぁ」

それぞれの返答が返ってくる。
食事のヒントについては聞けないと思い、
気になっていた13番の事を聞いてみる事にした。

「お二人とも13番は死んだと思いますか?」

返ってきた返答は二人とも否定だった。

「何故そんな事を聞くの?」

逆に5番に質問される。

「方法はまるでわかりませんが、
13番は脱出して、この死のゲームから抜け出せたんじゃないかと思ったんです。」

「なるほど。
おととなら直感でそれを見つけた可能性はあるかもしれないわね。」

「そうすると、脱出出来た場合は成功と言われずに死亡と言われるのかもしれないね。
でも、どうだろうか?
カカリなら成功なら成功で素直に言いそうに僕は思うんだ。
13番の死亡はともかくとして、それ以外にカカリは嘘を言っていないと思うんだ。」

5番と8番がそれぞれ意見をだしてくれる

「確かに言ってない事は多いと思うのですが、
嘘は言っていないように思いますね。」

「どうかしら?
私達が嘘と知らないだけでカカリは嘘をついているかもしれないわよ?
少なくとも自己紹介したわけじゃないから氏素性はわからないわ。」

「2番と6番はあっていました。」

「13番もあっていたね。
2番と6番の事は何でしっていたんだい?」

「あぁ遊技場で一度ボードゲームで遊んで
その際に自己紹介をしたんですよ。」

「そうするとカカリは嘘を言っていないみたいねぇ。
ではおととは本当に死んでしまったのかしら?」

「それがどうも信じられないんですよね。」

「それは僕も同じ気持ちだよ。
友人だからとしてではなく、
彼が素直に死ぬとはどうしても思えないんだ。」

「私もそうなのよねぇ。」

結局13番については謎に包まれたままだったが、
二人とも13番の死については懐疑的なのは確認出来た。

「あ、忘れていました!
ついでだから自己紹介しませんか?
僕は高橋叶音です。」

「私は本名よりハンドルネームの方がなじみ深いから
Sizerと呼んでくれない?」

「僕も同じくハンドルネームでResetでお願いするよ。」

それぞれの自己紹介がおわると自然と食事の話になっていった。
核心部分についてはお互いに話は出来なかったが、
やはりボーダーラインの部分はきっちり抑えており、
食事の時間を変えてくるのがわかった。

そうこうしている内に本来の夕食の時間が来たので、
三人で食堂に向かう事にした。