食事会65「バファリン」
誰かに肩を叩かれて目を覚ました。
見ると1番が起こしてくれたらしい。
「どうかしたんですか?」
「いや食事の時間じゃないのか?
カカリがずっと横で待機しているぞ?」
横を見ると確かにカカリがいたが、
カカリにのっているのはポカリスエットだけだった。
久しぶりにやられた。
また中途半端な注文をしてしまったらしい。
ここぞという時にやられている気がする。
まぁとりあえずポカリスエットも、
食事に含まれる事を期待して飲むことにした。
疲れた胃に染み込んでいく、
味噌汁も欲しかったがもういいやという気分になる。
のんびりして1番に質問をするのを逃すところだった。
慌てて1番に質問する。
「二日酔いに効く薬って何がありますか?」
「それはまぁさまざまあるだろうな。」
「頭痛をとりあえずどうにか出来ればいいんですけど、
バファリンとか効きますかねぇ?」
「飲んだことはないが効くかもしれないな」
「わかりました。ありがとうございます。」
これで次回の注文にバファリンを入れられる。
頭痛とはおさらば出来るだろう。
早速私室に戻りバファリンを注文した。
2時間後には配膳されるだろうから、
それまでまた食堂で待つ事にした。